自分自身に満足しているかい?精いっぱい、人間らしく生きようとしているか?

モリー・シュワルツ教授
ミッチ・アルボム
ジャニーン・アルボム

スポーツコラムニストとして仕事に忙殺される日々を送るミッチ・アルボムは、ある日偶然、テレビで大学時代の恩師の姿をみかける。恩師・モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。 戸惑いながらも16年ぶりの再会を果たしたミッチは、死に直面したモリー先生が幸せそうな事に驚く。

「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」。

その日からモリー先生の、心を揺さぶる最後の授業が始まった。テーマは愛、家族、仕事、そして「いかに自分らしく生きるか?」について。それは、この上なく幸せで、歓びに満ちた時間。そして、ミッチは、人生の輝きを取り戻してゆく…。

登場人物

モリー・シュワルツ教授

ブランダイス大学で35年間、社会心理学の教授を務める。
貧しい少年時代をすごした経験から、搾取層に反感を持ち、誰とでも対等に、率直に接することを信条としてきた。ALSに冒されてからは自らの不運を嘆き、体の自由が奪われる恐怖といずれ訪れる死に怯えながらも、現実と向き合い、「いかに自分らしく生きるか」を探求していく。大学時代の教え子ミッチと16年ぶりに再会してからは、人間らしく生きる大切さを見失いかけている彼に「最後の授業」を通じて「人生の意味」を語り続ける。

ミッチ・アルボム

30代後半。売れっ子のスポーツライター。仕事に追われる日々を過し、充実した人生を送っていると自負するが、心のどこかで虚しさを感じている。癌に侵された弟との関係も悩みの種。そんな時、テレビで偶然、大学時代の恩師モリー先生が不治の病であるALSに冒されていることを知る。大学時代は親友のように付き合っていたモリー先生と16年も音信不通にしていた後ろめたさから躊躇するが、妻のジャニーンに促され、意を決して会いにいく。そして、モリー先生の「最後の授業」を通じて、人生で何が一番大切かに気付いていく。

ジャニーン・アルボム

プロのジャズシンガー。夫ミッチが仕事に没頭しすぎるのを心配している。ミッチがモリー先生の話をしたとき、彼の躊躇いに何かがあると直感し、会いに行くことを勧める。「最後の授業」が始まってから、ミッチの変化を敏感に感じ取り、暖かく見守る。時にはミッチがモリー先生の意図を理解する手助けをし、弟のことで悩むミッチを優しく励まし、支える。*舞台版においては、進行役も果たす重要な存在。